小噺

広報MINORU

2006年10月18日 21:20

以前にも紹介したかも知れないけれど、どこぞの船頭にこんな話を聞いた事がある。
このご時世には声を大にして言えない昔話であるけれど。

それは・・・。

湾内にイカが釣れ始めるといつの間にやらイルカも入り込んでくる。
何故ならイカはイルカの大好物だからである。
しかし漁船にとってはイルカが迷惑で仕方無い。
イカなら銭になるがイルカじゃ大した金にならないからである。
(せいぜい国府津の魚屋に並ぶ位か・・・)
それで仕方なく駆除に乗り出す訳ね。

ここからが面白い話。
船頭曰く「イルカは夫婦随伴行動している」と。

で、オスのイルカを捕獲して漁船で港に曳航した場合、メスのイルカは適当な所で諦めて引き返すのに、これが逆になってメスのイルカが捕獲されて曳航されてると、もうどうにもならないし、まして自分のリスクも大きくなると言うのにオスのイルカは港内際まで悲しい声を上げながら追っかけて来るそうなんです。

人の世界も然り・・・ですかね。

「成る程!」と今、思い返してたりして・・・。

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