元気をくれる応援

広報MINORU

2007年02月17日 22:24








何がきっかけだったか今や定かでは無いのだが、多分2000年10月の大町マラソン大会ハーフ部門を私は走った。と言うか実際「走った」のは前半だけで、後半は重い上半身を膝が支えきれず足を引きずりながら「ヨチヨチ歩き」でゴールしたのだった。タイムは確か2時間40分位だったからランナーに言わせれば「お笑い」なのである。

練習もほどほどで体重も殆ど落とせなかった事を考えれば、この結果は当然な訳だけど、いざスタートラインに立てば「生来の闘争心(ヘナチョコですが)が何とかしてくれる」とな~んて思ってたわけ。

そのレース、スタートして驚いたのが随分ローカルな大会のくせに、意外に沿道で応援してくれてる人がいた事。初心者にはとってあの「頑張れ~」なんて声援はなんだかむず痒いくもあったけれど、それでいて気持ちも良い訳。ところが前述の通り、私、中盤も過ぎると足が痛くてペースもガタ落ち。で、その声援を受けてると「何だかもう恥ずかしいから止してくれよ・・・」と心中、卑屈になってニコリとする余裕も無いわけ。そして終盤はさすがに沿道の人も居なくなりそこを独りでヨタヨタ歩いてると後ろから久し振りに声をかけてきたのは救護車。ゆっくり近寄り「棄権したらどうですか?」などと言ってきたのである。何だか悔しくて声だけはハッキリと「大丈夫だよ!」と答えた事を覚えてる、しかし本音「止めちゃおうかな」とも思っていたのである。そして更にヨタヨタと歩いていると、はるか先に沿道で持っている人が見えてきた。もう残り2キロだか1キロだかそれ位のところである。そして「あの人達の前までを目標にもう少しだけ頑張ろう」とヨタヨタを続けたのである。そしていよいよ通り過ぎる時にその人たちは何とヨタヨタの私に「頑張れ~!もうすぐだよ!」「頑張れ。もうゴールだよ」と言って応援してくれたのである。この時は既に心は折れていたから、これが随分と励ましになった。そして何とかゴール出来たのである。

明日「東京マラソン2007」
マラソンって言うとこの時の事を思い出すんだよなぁ・・・。

「沿道の人 天気は悪そうだけど応援頑張って!皆の応援が選手を元気にします!」

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