くらやみ祭り
昨晩は釣り仲間のさとクンと府中で飲む事になった。
約束時間に近い府中駅はそろそろ始まる「くらやみ祭り」のメーン・イベント「神輿渡御(おいで)」に向け、大勢の人達で賑わっていた。
しかし祭りを楽しむ気分でも無かったので早々といつもの店へ。
さすがにこの日ぐらいは店内が混んでるかな?と、思ったのだけど意外なほど静かで、いつもの風景に拍子抜け(苦笑)、さとクンも間もなくやって来た。
早速ビールを頼んでマスターと「祭り談義」。
マスター「昔は誰彼、合間合間に半纏のまんま≪来店して酒飲んじゃあ、帰って≫を繰り返したもんだけどねぇ。今や仲間もほとんど引退しちゃったし、祭りのオイシイところだけ見てさっさと帰っちゃうみたいだよ。」と寂しげ。
私も今や町の中心地から遠く離れた所に住んでいるため、祭りを感じる事は無くなった。子供の頃はこの周囲に住んでいたため、この時期になるとずいぶんと興奮したものだったけれど・・・。
酒も入って、昔話も織り交ぜながら話していれば、徐々に祭りを見たくなってきた。
時間もそろそろ最高潮が近い。
マスターの「半纏、貸そうか?」には、さすがに遠慮したが「ちょいと見てくる」と荷物置いたまま店を出て「大国魂神社大鳥居前~旧甲州街道と府中街道の交差点」までを歩く。
祭りはやはり最高潮。神輿が担がれ威勢の良い「オイサ」の掛け声。
この掛け声を聞いてるうちに私の口からも何となく「オイサ」の掛け声が・・・。何年振りかなぁ、口ずさんで見たのは。五之宮の「神輿渡御(おいで)」を見て再び店へ戻った。
なんとも云えない複雑な思いが胸の中で騒いでた。
「あの頃の懐かしい熱さ」と「何となく不安げな現在」と「コケルか叶うかのリスク高き未来」が何だかネバネバと絡まりあった感じで、酷い酒飲みコースへ突入してしまったのである。
そして今日は廃人。
今やっと起き上がれた。
昼間、弟夫婦が昨日の潮干狩りのお土産にとアサリを持ってきてくれていた。
味噌汁で頂いた。
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