ギターを弾かなくなって何年経つかなぁ・・・。
もう25年ほども前にう~んと無理して買ったギターは、今や弦も張られずに保管してある。あの頃は皆が競い合うように弾いたもんで、私も下手ではあったが頑張って練習した。
雨戸を閉切り一日中ギターをジャカジャカやって大声で歌う。借家で建て付けも悪く音は漏れっ放しの近所迷惑な事だったと思う。
そんな大騒ぎは一人暮らしを始める19歳くらいまで続いた。
さすがにアパート暮らしになると隣近所の迷惑を考えて歌わずギターも静かに爪弾いた。
そのころ巷のスナックやパブではカラオケの4トラや8トラが出回り始める。
大きな声で歌うことに乾いていた私はギターを放って随分、背伸びしてそんな店に顔を出し歌った。歌ったとは言えオジサンたちが主体のその店等に最新の歌などは殆ど用意されて無く、泣く泣く演歌や裕ちゃんで我慢をした。一曲歌うのにチケット買って順番待って歌う時代である。
やがてレーザーディスクの時代へ突入、どんなお店でもかなり曲目が豊富になった。
↑Volare聞いて元気になろう↑
そしてカラオケBOX登場!
当時スナックやパブのママさん達は「あんな狭い箱の中で仲間だけで歌って楽しいのかしら?」
「あんな所で歌ってたら度胸もつきやしないワ」なんて馬鹿にしてたもんだけどいつしか立場は逆転。大勢の客をカラオケBOX奪われママさん達は青息吐息。それが7~8年前かな。
しかし盛者必衰。そんなカラオケBOXも今や取って代わるもの無しに客が減っているらしい。
やはり現代人の趣味の多様化か?それとも酒離れか?
いずれにせよそんな客が減ったカラオケBOXの新基軸が「ひとカラ」らしい。
以前「1人でギター持ってって大騒ぎも可能なのかなぁ~?」
なんて思ってたりもしたんだけれどもうそんな考えは古いらしい。
先日ラジオで聞いた「ひとカラ」のブーム。
今や某カラオケBOXでは全体の売り上げの20%を占めるとの事。
それでも信じられずにインターネットで「ひとカラ」を検索すると出てくる出てくる。
あるHPでは「ひとカラ」のマナーまで書いてある、ハハハ。
ここまでやると今や「行く気満々」
しかし「ドキドキ」なのである。店員さんに変な目で見られないかなぁ・・・。やっぱり恥ずかしいからサングラスにマスクして行こうかなぁ・・・。