一般参賀

広報MINORU

2007年01月02日 21:56

東京にずっと住んでいながら未体験だった正月の象徴的な行事≪新年一般参賀≫を体験したいと思い宮内庁のHPで予習。そこで≪お出まし≫が1日に何と7度も行われる事を知り、また色々なHPから≪最初のお出まし≫に参賀者が一番多く回を増す毎に徐々に減っていくことを知った。まぁ、それでも≪最初のお出まし≫を見たいと思った私、9:30には二重橋前に行ってみた。物凄い数の警察関係者に迎えられ2回に渡るボディチェックと金属探知機での検査を受けてようやく列に並べた。一列500人位だろうか、その列がアチラコチラに作られて順序良く正門へ導かれていく。順序を待ちながらその参賀者の多さに≪最初のお出まし≫に間に合うのだろうか?等と不安も感じた。参賀者を冷静に見渡すと想像通り「ちょいと引くような怖い系の方々」が随分いらっしゃる。そして意外なことに外人がかなり多い事に驚く。10分も待った所で私たちの列も参入を促された。そこで私もようやく≪最初のお出まし≫に間に合いそうなことに一安心。



画像の通り≪お出まし≫のある長和殿まではロープが張られ5メートル程度の間隔で制服警官や私服警官が参賀者を注視、歩行中は立ち止まる事が禁止され二重橋や伏見櫓は歩きながらの撮影に(苦)。やがて眼前に長和殿が姿を現す。既に長和殿ベランダのセンター位置にはもぐりこむ事が不可能な位の人(プレスはやはり特等席な訳ね)。ずっと北側まで誘導されちょいと悲しい位置、それでも何とか身長が低い人が前に集まっていそうな場所をジワジワと体を動かしながら確保。その時を待つ。
そして天皇皇后両陛下・皇太子同妃両殿下始め成年の皇族方の≪お出まし≫。
すると方々で「天皇陛下 万歳!」の声。と、予め配られていた国旗を振る様。
天皇陛下は、しばし参賀者にお手を振られた後にお言葉。参賀者は一斉に静かになる。



お言葉が終わると再び方々から「天皇陛下 万歳」の声が続く。
この光景に随分前に立っていたノッポな外人が不安な顔でキョキョロ見渡していたのは印象的だった。そして≪お目見え≫は終了。その間、10分も無い。

そして帰路へ。行きは我慢も帰りは驚くほどズルズルのゆったりムード。
順路通りもそこここで記念撮影は出来た。

最後に皇居の興味半分トイレを借りた。
参賀以外でも借りられるのか定かではないが悲しくも「蜘蛛の巣」なんぞが張ってあった。
「これは余り頂けないなぁ」と思いつつ皇居をあとに。

東京駅に向いつつウロウロと視線を流していると何年振りかに「パレスホテル」の看板を見つけた。
思えば20年前にココに就職をしてれば自分の人生はどれ位変わった事か・・・。再び岐路に立っている自分が原点を見つめ直しているんだよね。

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