ツクシへの想い
ここに移り住んで、ここまでゆったりした春は初めて。
「我が家前公園の春」に驚いている日々は継続中である。
←冒頭から怪しげな画像ではある。誤解しないで欲しいのだが本当に怪しげなのは私ではなく画像の女性の方である。ここ何日か、こんな怪しげなポーズをとる方々が多いんで、表に出て何をやっているのか聞いてみた。
すると意外や「ツクシを取っている」との返事。
「え?ここでツクシ?」と驚いたのは私。
ツクシと云えば子供の頃に親父が多摩川べりでウンザリするほど取ってきて得意満面、私達は嫌々ハカマ取りをさせられた事。で母親が「子供には苦いから」と卵とじにして食べさせてくれた事を思い出す。
親父にとってツクシって春告草、しかし最近は「数が減ったなぁ・・・」と寂しい顔をしていた。
本当に不思議な話だけれど、今年は久し振りにツクシが食べたいと思っていた。
毎年、取っていた親父が「ツクシは減った」などと聞いてたもんだから、私も多摩川べりまで本気で行かなければ取れないと思っていた訳。
だから犬の散歩で多摩川べりを毎日歩く友人にも「ツクシを見掛けたら連絡頂戴ね」とお願いまでしてたし、
ネット販売も視野に入れてたわけ。
http://www.ic-net.or.jp/home/ds-chizu/tokustukusi.htm
それがまさか、眼下に生えていたとは・・・まさに灯台下暗し。
それで探しては見たんだけど、残っていたのは痩せたツクシのみ。
どうやら、ここの所ウロウロしてたオバはん達のローラー作戦で壊滅状態みたい。
一時間、探してやっとこれだけ。ショボイ結果である。
私の春告草。
軽く湯に浸しただけで食べた。
懐かしい苦味。
ちょいとセンチな気分ね。
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