大衆酒場の聖地 立石へ

広報MINORU

2008年10月18日 22:38

昨晩、友人と京成立石に集合した。
お目当ての店は「鳥房」。
以前から行きたかったのだけれど、一人はイマイチ不安だった。
それで近辺に住んでると想像していた友人を誘ってみると、付き合ってくれると仰るので願いが叶う事となった。


自宅からバスで三鷹駅に行き、総武線でゆったり新小岩駅まで。
それから京成立石駅まで歩いたのだけど立石駅に近付く程に小さな酒場が散見出来る。

その数の多さに「この規模でやっていけるんだなぁ。 その勇気に感動するなぁ(勇気っちゃ可笑しいか)。」
等と独り感心。

仲見世を歩く。
あの良き時代をヒシヒシと思わせるアーケード。


そして線路を渡って駅の北口に出ればすぐが鳥房。


正面が鳥肉屋。
裏に客間が用意されてる。
「京成立石」近辺の住民は「鳥房のから揚げで育ち、大人になってそれを肴と成す」とまで言われる位の地元に根付いた名店。

店脇を覗くと既に店内は一杯だけどまだ外に並んでる人までは居ない。
混み具合が想像以上では無い事に少し安心して更に北口散策を続けた。

北口は南口よりも更に酒場が多い。
殆どが小さい店だ。
綺麗な店もあれば、汚い店もある。
暇そうな店もあれば、混雑して順番を待たなければいけない店も在る。
更に潰れた物件も何件も見受けられる。

そろそろ友人と約束の時間も30分前頃に成り鳥房に戻ると既に12人が並んでいた。
「あ~失敗した、もう少し早く戻って居れば・・・」と後悔。
ラーメン屋や回転寿司なら自分の順番で何時頃、食べられるか見当もつくが、なんせ酒場風情(おかみ曰く「ここは飲み屋じゃあ無くて、食べ物屋なんだよ」=古典酒場より引用)である。
そんなに回転が良い訳では無いだろう。
友人の到着は19時半だった。
世間話などで時間を潰すものの中々順番が回って来ない。
閉店が21時だからなんだかヤキモキする。

それでも20時過ぎると私達の順番となった。
初めての店だし何も分からないのでお店の方が奨める鳥のから揚げ2つとポンサシとビールを頼んだ。

10分ほどで目の前に鳥のから揚げが届いた。


お店の方曰く食べ方があるらしい。
「首ツルや軟骨の部分は温かい内に食べて、モモや手羽は後回しでも美味しく食べられる」と仰る。

そう言いつつ手際良く解体してもらいようやくありつけた。


首ツルの美味さに感激。
どの部位も本当に美味しい。



友人との会話はそこそこに食べることに集中せざる得ない。
ちょうど蟹を食べてる時に似てる。



あっと言う間の完食。
かなりお腹も膨れ満足。
友人も笑顔の完食である。

まだ外には並んでるお客さんも居るようで早々に退散した。
お会計2人で2910円は安過ぎる。

友人を更に引き回す。
2件目ちょいと小洒落た洋風居酒屋風。
表にも椅子を出して非常に入りやすい。
そこのカウンターに座りビールを飲んでピクルスと牡蠣を頼んでここでも二人分2000円ちょっと。

更に3件目は南口に回る。
仲見世の感じの良い店の席が空いていたので入ってみる。
ここは微妙に他のお客さんとの対面式のカウンターの店。
結構、隣の話も聞こえる。
私達が「鳥房」の話をしていたら隣のお客さんが喰い付いてきた
そこからカウンターの皆を交えて立石飲み屋論へ。
やがて優しい風体のやまちゃんなる人が主役へ。
立石来るならやまちゃんに相談、と言う位の立石通のようだ。
立石いろはを学んで再戦を心に誓う。

ここではアルコール3杯とチーズ盛り合わせとおでんの大根とちくわぶと・・・あら記憶がこの辺から・・・。
ここも二人分2000円ちょっとだったような。


アルコール3杯限度の友人を解放したのは何時なんだろう?
実際、覚えていない
立石で別れ私はタクシーで新小岩へ
そして総武線~中央線最終で国分寺に辿りついた。

それから府中行きの深夜バスで府中下車。
いつもの店へ寄ると相変わらずの大騒ぎに呆れて1時間程でお会計。
ここでビール2本とカラオケ一曲(それも勝手に選曲されて)なのに3500円。

おいおいマスター!立石に学べ!と言いたい!

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