大分県 一尺屋港「千鳥丸」作戦失敗!

広報MINORU

2005年10月19日 22:30

そして、待望の釣り!
OGAWA君曰く「大分の真鯛のレギュラーサイズは3キロ超」は嘘か真か・・・。

03:30起床、風の強さを感じながらも一尺屋港へと向う。
港に着くも未だ強く風を感じる。沖はウネリがかなり強いんでは?と、不安になる。しばし間をおいて船頭が港に到着。開口一番「船は出せるけれど『○○○(素晴らしい場所らしい)』には行けないです。依って他の場所で釣りをする」との事だった。
大分初体験の私「今日の場所は二番落ち」って事?と独り落胆する。

05:30それはそれで「千鳥丸」無事出船です!
本日お客さんは私ら含めて6名。
操舵室を挟んで前に別のグループ4人、後ろトモに私とOGAWA君2人。トモの右側は座席無し。しかしOGAWA君。「帰途の私」にも気遣ってくれ私に座席アリの左トモを譲ってくれました(喜)。
そして出船です。

ところで本日のアイテム構成ですが竿選びに非常に悩みましたねぇ。
硬竿か柔竿か(コマセ=ブン撒くか、ポロッポロッ撒きが良いのか・・・。)
結局、大物狙いを捨てきれず今春に作った30号負荷3mの超ペニャ竿を初めて下ろす事に決めました。それから80号ステン缶と1.5m1mのクッションと昨晩買った仕掛けをセット。で準備万端!

さて船は島周りに着くも所々、潮がかなり早いようで中々ポイントが決まらなかったのですが7:00を越えた辺りでポイントが定まってきたよう。

そして7:30過ぎ遂に後ろのOGAWA君に大きな当たりが訪れます。左画像の通り「おー!持ってく持ってく」と独りヤリトリに興奮するOGAWA君。
それを横目に私「何を大袈裟に・・・」と胸中思いつつも「タモ要る?」なんて聞いてみたりして。そして、しばしのヤリトリでその大物らしき奴が海面まで来たそうなんで見に行くと上がってきたのはなんともデカイ真鯛!!!
表向き、サラリと「おめでとう!やったね!」なんて云ったりする訳ですが「ゲッ、まさかMFFC新記録?やばいぞ、こりゃ頑張らなければ・・・」ってな胸中。これを皮切りに右舷側が当たりだす。上がる真鯛も同クラスかその上。

「え?え?え?・・・。しかし右舷に良い潮が行ってるんだな~」
なんて思いつつも心中は穏やかで無い。
そして事態は更に悪化?遂に左ミヨシに当たり、大きな真鯛を取り込む。
更には左胴の間のおじさんが同サイズの真鯛を上げる。
『このおじさんの竿は見た感じ=イカ竿のような硬そうな先調子竿=で、上がる訳無いと思ったんだけどねぇ、熟練の腕・技術ってやつでしょうか?』
これで私以外全員真鯛3キロ以上の型を見る。時間はあっという間に過ぎ去り、これで終わりで良い筈なのに更にトドメでOGAWA君。再度、大きな当たり・・・で、見事先程と同サイズの鯛を上げる。
決めは「すみません・・・・、折角ここまで来て頂いたのに僕ばっかり釣っちゃって・・・」
更に「今日の僕の釣果、全て奥さんの実家に持っていって下さい」と云ってもらって。
私、この時間帯には既に意気消沈、軽い眩暈、かくし涙目・・・。
「ありがとう」と云うだけで精一杯・・・。

13:00 納竿 
陸に上がってOGAWA君の真鯛を正式計量、大きい方の真鯛は3.31キロ、小さい方で2.9キロ、他イサキ960gを頭に4本。
私の釣果は、と言えば1キロを頭に真鯛4枚、960gを頭にイサキ3本。
これ関東の釣りにすれば好釣果で私もニコニコの筈なんですが、本日の同船者の釣果の前には霞んじゃいますネ(ってか泣けちゃいます)。
さてOGAWA君前言通り「全ての釣果」を持たせてくれて私は大分を後にするのでした。

18:00 1836km 下関到着 
実家では全釣果を喜び迎えてくれまして、義母はご近所にお裾分けに走ってました。その間、私、近所の温泉に浸かり精神的な疲れを取った訳です。で、再度帰宅をすると真鯛・イサキは刺身となり実家の家族の満面の笑顔の中で食された訳です。

22:00 人の肴を鱈腹食べて満足!満足!酔宵でzzz・・・zzz・・・。

追記(言い訳):19日の釣果は必然だったでしょう。なにしろ台風進路が読めず最後まで釣りの舞台(大分・長崎・福岡・山口のいづれか)を決定出来なかった。結局、大分で落ち着くも明らかな準備不足。
千鳥丸さんに乗ると旅の前週に決める事が出来ていれば、もう少しまともな準備も出来たのにと思います。恨むべくは台風ですね。

最後に千鳥丸の船頭さんは本当に気持ちの良い方でした。
操船中、細かいタナの指定は勿論の事、釣れぬ間(私独りですが)も気遣って面白い事を云ってくれたりしまして。
又、この船で再挑戦する気も起きるってもんです。さぁ来年だ!来年だ!

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