屈辱的、大敗(選挙結果ではありません)

広報MINORU

2007年07月30日 22:06

私が参加してる釣りクラブのMFFCの一年半に及ぶ大会が明日終了する。
色々な思いもあって以前から今日を納竿日と決めていた。
船は宇佐美港「富八丸」、お題は「真鯛」のお決まりコースである。

昨夕にはざっき~から車を借り準備万端19:00には就寝した。
そして本日、目覚ましが鳴ったのは朝1:15。着替えてすぐに出発した。
今回も節約モードゆえの一般道釣行だから高速道使用時より一時間程度は早い出発だ。
それでも朝は滅法強いし、この時間の道路はガラガラで車はスイスイでSASをガンガン流してノリノリのスタートだった。

しかし、30分もしないうちにあっさりと出鼻を挫かれた。

まずセルフのガソリンスタンドに寄ってガソリンを入れた時に後部座席のロッドホルダーのネジが外れてる事に気付く。放置すれば竿が折れる可能性があった。とりあえず応急手当をしたのだが結構と時間を食ってずいぶん気分が下がった。それで、このロス分を補うため道中のピッチを上げた。

そして船宿までもう残り僅かなところで、船中で食べる食事を買うためにコンビニに寄った。ポンポンと食料をカゴに入れ、いざレジでお金を払う段階で先ほどのガソリンスタンドでお釣りを受け取るのを忘れた事に気付き更に気分は下がった。それでも「有料道路を使っちゃったと思おう」と自身に言い聞かせた。

そして船に着くと今日の客は私を含めて二人だけ。
縁起の良い右前に座らせてもらったのだがいざ沖へ出て釣りが始まればアタリを取るのは右後ろに座った人ばかり。1キロ未満ではあるけれど真鯛を4枚も連続して釣り上げられて更に更に気分は下がる。

そんな釣況で気落ちをしてる私にアクシデント。
なんと電動リールが不具合を起こしたのである。電動が効かないし、ギアが空回りをするのである。その後は手巻きで手返しを繰り返したが、タナを取ってもラインはスルリと抜けたり、抜けなかったり。仮にこんな状態でアタリがあってもこのリールでヤリトリするには不安が多々あった。そんな気持が真鯛にも伝わったのかタダの一度のアタリも訪れなかった。

そして10:00頃、右後ろの人の竿が再び海中に刺さった。
ようやくのヤリトリで上がったのは3・1キロの良型真鯛。
これで、更に更に更に私の気持は下がった。

「それでも!」と、その後海へ仕掛けを下ろす事3度も繰り返した時に、更に本当の「暗雲」がやってきた。
それは一気だった。
まだ西にあった「暗雲」が私らの居る東に突然向ってきたのである。
船頭の「早上がりしましょう!」の声が先か、私達が道具を仕舞う間もなく、海上は妙にざわめき出し落雷がアチラコチラに落ちだしたのである。仕舞いも途中で放って急いで操舵室に戻ったのだが、もはや視界不良で旋回窓は効き目なし。素人目にも分る荒天で初めて見た船頭の焦った顔に、私もちょいと「覚悟を決めた」
船頭はGPSで自分の位置を、レーダーで他船の状況を観察しながら、いつもよりかなり慎重に港へ向った。
この日、一艘しか出ていなかった僚船のベテラン船頭からポツポツと無線が入るが雷が落ちるたびにノイズが入り聞き取りづらい。

「すごいよ、オラこんな雷落ちるのはじめてだぁよ。」
「まず、周りが何も見えねぇだもん」
「おめぇはどこだ?」
「余りスピード出すとエライじゃ、用心してなぁ」

かなり緊張したヤリトリが続く。走り始めて30分後、ようやく陸が見えてきた。
落雷は続いているのだがこの辺まで戻ると波は随分と大人しくなり船中もようやく一安心。

船頭に「怖かったですね・・・」と一言。
すると船頭も「怖かったよ・・・本当」と一言。

命あってと思えばねぇ。
なにしろ無事で良かった

無事に帰港した事で、全ての今日のアンラッキ~もそろそろ運勢が変わるかも?などと訳の分らない自己解釈と一縷の望みを掛け、もしかしたら「お釣りが残っているかも・・・。」と朝に寄ったガソリンスタンドに急いだ。

再びガソリンスタンドに戻ってシステムを見直すと、やはりこのセルフスタンドはレシートに記載されているバーコードを読み取らせてお釣りを換金するシステムだった。つまり自販機のようにお釣りが其々の機械の下に落ちてくるシステムでない訳ね。大体の人がレシートはゴミ箱に捨ててしまうから私のレシートも後の人がごみと思って捨ててしまった可能性もある。で俄かに自信も大きくなり事務所の人に詳細を説明すると店員さんから「お預かりしてますよ!」との返事が頂けた。
あぁ~何しろ、嬉しいありがたい、深々と頭を垂れてスタンドを後にした。


しかし今日は気持ちの上げ下げが激しくって疲れた。
今日って一体・・・?
って考えても仕方ないんで近所の呑み屋の「イワガキ」で〆た。一個740円也

来週は新潟でタラフク喰うぞぉ!

関連記事