今日は今夏のメインイベント。
能生港「毘沙門天丸(旧 初栄丸)」で船釣り。
私たち釣りクラブMFFCの大会も7月一杯で終了して今はオフ期間。
よって今釣行は久し振りのプレッシャー無しの釣りなのである。
しかも客は私1人、船頭の指示で私=右舷、船頭=左舷に陣取った。
ポイントまでの間、船頭はこう仰る。
「この頃は昼間は何も喰わんねぇ、鯛も鯵もヒラメも・・・。しかも土曜の夜は花火大会で、ほらこの頃は海中花火を打つやろ。で魚が驚いてしばらく口を使わなくなるんだよなぁ・・・・。」
この船、基本的にはお題が自由なもんで色々な仕掛けは予め準備してるのだが何れにせよ余り釣れないお話を伺って、フカセ真鯛を置き竿で、もう一本竿を出して初挑戦のインチクの仕掛けに希望を託した。
でポイントに着いて釣行開始もフカセ真鯛は餌取りは多過ぎで手返し多く、もう一本のインチクが全然楽しめない(泣)。
その内に船頭はサビキで小鯵を何匹か釣り上げ「釣れんと思うけど・・・この小鯵でヒラメ釣りしてみたら?」と妙に悲しい薦め。
それを受けて早、インチクを撤収しヒラメの仕掛けに変更する事にして仕掛けバッグを開けてみるとヒラメの仕掛けは何と1セットしかなかった。まぁ、釣れない前提だからと鯵を引っ掛け仕掛けを落としてみた。すると最初は不調も3度目のポイント変更が功を奏し、ヒラメ竿が激しく動き出したのである。しばらく間を置いて合わせてみると重みが竿に伝わった。やった「乗ったぁ!」と声を上げ、そろりそろりと巻き上げれば浮いてきたのは1キロ弱のヒラメ。さすがに想定外でついつい顔も綻ぶ。
その後ポイントを変えると今度は鯛竿に大きな引き込みが。こちらも慎重にヤリトリすれば1キロ強の真鯛である。更にポイントを変えヒラメ仕掛けを作り直し落してみると今度はタナを取る前に大きな引き込み。いくらなんでも・・・と疑心暗鬼で上げてみれば今度はヒラメがサイズアップ。さすがにこの辺になると船頭も驚きを隠さない。で再び仕掛けを作り直し落すと激しい引き込みがあるも今度は食い込んで来なかったが仕掛けは傷つき更に作り直し。
このへんで段々、仕掛けを作るのも疲れてきた。
それに居候させてもらっている友人宅の食材は充分に確保出来ている。
そこで船頭に「もう充分なんで早上がりを」とお願いした。
すると夏の日差しにヘタレ気味の船頭もその言葉に思わず笑顔。
こちらも友人に良い恩返しが出来そうなんで笑顔。
終わってみれば真鯛1枚・小鯛2枚・ヒラメ2枚・小鯵2匹の大漁。
帰港して胸を張っての記念撮影、これも久し振りだなぁと内心。
しかし帰路では何故、MFFC大会中にこれほど気持ち良く釣れてくれないんだろう…。
と考えても出ない答えをついつい考える。
帰宅し一枚のヒラメを友人宅へ。
もう一枚のヒラメと真鯛は明日行く予定の居酒屋に預けた。
夜、友人夫婦に更にサブスリーさんを加えての4人でヒラメ料理を食べた。
さすがに4人ならヒラメ一枚はあっと言う間に各々の胃袋へ。遅れて来たサブスリーさんの嫁さんは全て食べ終わった後で気の毒だった。「来年も」と言われても困る釣果だけど、来年はサブスリーさんの嫁さんにも食べてもらいたいなぁ、と思いつつ、いつになく気持ちよく布団に入った。