神奈川県 腰越港「多希志丸」アマダイの誘惑
この時期になると日経新聞の卸売市場の相場欄に「アマダイ」の字が躍り始める。
その相場たるやヒラメの相場を遥か飛び越えてキロ当たり安値4000円-高値6000円位を叩き出す。目の眩む数字は確かに当世のアマダイ不漁を物語る。やはり高値・・・いや高嶺の花。
私もここ数年、釣行重ねど良型縁遠く、アマダイを釣り上げ家族が喜んだのは遥か遠い記憶。
家族も魚屋に並ばない「ヒメ・オジサン」を最近は見慣れ「これも結構いけるよ」なんて言ってくれて・・・。うぅ涙。
しかし・・・このままではイカンと!一念発起!
って事で今回、腰越港「多希志丸」は一年ぶりの乗船です。
空は晴れ渡り、穏やかな海に江ノ島は映え、遠くに富士山も綺麗に映る。
客は9名、右舷5名の左舷4名。私は右舷胴の間、一つ下、でスタートとなった訳です。
さて、開始から暫くは潮が動かず餌取り動かず、船中辛抱。それも2時間程するとやがて「ヒメ・オジサン」がポツポツと上がりだす。やがて左舷で良型アマダイが上がったとか・・・。で、再び同じ人が追釣とか聞こえたりする訳です。しかし、右舷はどの竿もアマダイの当たり無く昼を越えます。
私的には、この時間帯になると動かぬ竿に苛立ちを感じながらも家族に対する言い訳を冷静に考える訳。今日ならさしずめ「左舷しか当たらなかった」って感じですかね。
まぁ、あと2時間そのまま行けば・・・。と思ってたのですが・・ねぇ。
あろう事か(失礼)この後、置き竿、右舷レンタル竿のおっちゃんが良型アマダイを上げてしまう訳ですよ。&会社の後輩と思われる方に「これがアマダイだ」なんて講義たれ始めて・・・。
こちとら手持ちで誘って煽って震わせての半日を思い出だして脳は真っ白け・・・目は虚ろ。
「ハァ」と肩を落としてたら、間も無く右舷トモの常連さん(ネチッこく仕掛けを這わせる、じぃさん)が続いてこれまた良型アマダイを上げて・・・。
これで完全に私はノックアウト・・・。再起不能の状態に・・・。
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