神奈川県 走水港「松栄丸」達人の域 2

広報MINORU

2004年03月15日 21:30

再び 走水「松栄丸」再釣行。
船宿に到着し乗船名簿に記載をしていると船宿のお母さん開口一番
「昨日は最近では珍しく良く釣れた日」とあわせて
「昨晩は海に大きな変化が無いから期待できるよ」と云う事で妙に期待しちゃう明るい船出。

 この日は12人の同船者、席は前回と同じ左ミヨシ2番手、さて、
10分も走ると船はポイントへ到着、早速、仕掛けを落とし
船頭のタナ指示を守ってじっくり構えて居ると、前回よりも遥かに
早い時間にアタリをがあって、すぐさま電動リールのスイッチを
ONにしたんだけれどもリールが巻き上げない!?
深さを表すカウンターは点滅状態になっているし故障だ・・・。
仕方が無いので手で巻上げたんだけれども、掛かりが悪かったか
仕掛けが上げると鯵は不在。えーいままよ、と、覚悟をき決め
何度か手巻きで頑張ったんだけど下手なやり取りに海面まで
鯵の顎は持たず、労力の割りに釣り上げられない。
 周りは軽く”ツ抜”けを達成、見兼ねた船頭が竿と電動リールを
貸してくれまして、それから遅れた分を取り返そうと手返しを増やし
頑張ったつもりだけど、船頭から周りの釣果を何度か聞くうちに
どんどん離されてるのが解る。
 
 やがて海は凪で錨を下ろして船頭も竿を下ろすとどうだろう?
1時間もしないうちに、6時間は竿を下ろしてるオラを軽く越える。
挙句「兄ちゃん、それだけじゃ可哀相だからこれ持って帰んな」
と10枚ほど鯵を恵んでくれるわけ。
悲しいついでに船頭にタナの取り方を詳しく聞くと
随分違ってたみたいで・・・。試すと釣果は急速に増えた。
「なるほど・・・。」
 しかし、誰も船頭にタナの事なんか聞いてなかったよなぁ。
と思い船頭に「皆さんスゴイですよね~、タナ、自分で探して
ドンドン釣り上げてるんですよねぇ・・・・。」と言うと
船頭曰く「そりゃ兄ちゃん、当たり前だ、俺の隣の人はこの船に
乗って10年だ、で隣は12年位、隣は20年位、隣は15・6年位
で隣は10年位かな?で隣は・・・・。皆ベテランだもん。兄ちゃん
ももっと通わなきゃ敵わないよ。」と・・・。
 ちなみに本日の竿頭「鯵50枚位」かな?との事。
匠の道は悲しく遠いネ・・・。

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